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The Art of Doing Science and Engineering は古びない

The Art of Doing Science and Engineering は、科学の研究やエンジニアリングに取り組むためのスタイルについて Richard Hamming が自身の経験に基づいて述べたものです。

筆者は Hamming code などで有名ですが、ACM の共同設立者でもあるそうです。この書籍の内容は Naval Post Grad School での講義に由来しています。そのためこれからキャリアを積む若い方に向けて考えがまとめられているのが特徴です。

将来これまでの科学の知識がどれくらい早く廃れていくか、という点を簡単なモデルで説明するところから始まり、符号理論、情報理論、量子力学、人工知能、シミュレーションなどが題材になっています。

最後の章 "You and Your Research" が良いまとめになっており、ここだけでも読む価値がありますが、他の章はそこに至るまでの論拠を説得力ある形で説明しています。

中でも「その分野の最も重要な問題が何かを考え、それらに取り組むよう備える」、あるいは「理論の基礎について考えることが重要」という考え方は、

などの最近のトピックにも通じるように思います。

参考


© 2006-2012 Takeshi Abe