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Integral Division and Remainder Operators (2011-02-04)

Scheme Reports WG1 で新しく投票が行われ、その結果が公開されています: http://trac.sacrideo.us/wg/wiki/WG1Ballot2Results

投票された項目がたくさん並んでいますが、今回は特に "Integral Division and Remainder Operators" に注目しました。R5RS にも R6RS にも無かった新しい提案が支持を得ています。

簡単にいうと、5つの異なる種類の整数の割り算を用意するということです。これらは任意の整数 n を被除数に、また0以外の任意の整数 d を除数にとることができます。

floor/

n/d を越えない最大の整数を商とする。

ceiling/

n/d を下回らない最小の整数を商とする。

truncate/

n/d を0に近づく方向に丸めて商とする。

round/

n/d を0から離れる方向に丸めて商とする。

euclidean/

除数が正の場合には floor/ と同じ。除数が負の場合は ceiling/ と同じ。

これだけの種類を使い分けられるとすると他の言語にはない特徴になりそうです。是非欲しいですね。