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Windows Package Manager (winget)を使う際に最初に確認しておくべきプライバシー設定について (2021-06-29)

先月にバージョン1.0がリリースされたWindows Package Managerは、Windows 10向けにコマンドラインでアプリ(パッケージ)を管理できるオープンソースソフトウェアです。winget.exeというコマンドラインのクライアントプログラムとして、コマンドプロンプトからでもPowerShellからでも利用できます。パッケージとして利用可能なアプリのレポジトリはこちらです。

wingetを使い始めるにはApp InstallerをWindows Storeからインストールするだけで済みます。公式のREADMEの末尾に書かれているように、ログから実際のユーザの利用状況について理解し開発に活かすという目的のため、既定でwingetはコマンド実行時のエラー等のイベントのログを記録してMicrosoftのサーバーに送信します。

どのようなログが記録されるかを知りたい場合は、この機能を有効にした状態でDiagnostic Data Viewerを使って確認できます。

この機能の設定はオプトアウト方式のため、無効にしたい場合は次のいずれかの方法を取る必要があります。

wingetがイベントログを記録しないようにする
設定ファイルsettings.jsonをコマンドwinget settingsで開いて、以下のようなエントリを追加します:
    "telemetry": {
        "disable": true
    },
詳しくはwingetの設定についてのドキュメントに書かれています。
Windowsのプライバシー設定で無効にする
wingetのログ送信機能はWindowsによるデータ収集機能を介して行われるため、Windowsのプライバシー設定で無効にできます。

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